印刷後加工
機能と美しさを完成させる、仕上げのプロフェッショナル
印刷物に形と機能を与え、最終製品としての価値を高める工程です。断裁、折り、製本といった基本加工の精度はもちろん、複雑な形状への型抜き、高級感を演出する箔押しやエンボス加工など、繊細な職人技と最新設備で対応します。ミシン目加工やナンバリングによる機能性の付与など、使用シーンを想定した加工提案により、単なる紙を使える道具や美しい作品へと昇華させます。
ミシン加工
Tシャツへのプリントは、シルク印刷またはインクジェットプリント(水性、UV)が使用されます。洗濯堅牢性、色褪せ対策、デザインの耐久性が重要です。
折加工
折加工(3つ折り、4つ折り、観音折りなど)は、リーフレットやパンフレットの形状設計に不可欠です。折り方ひとつで、情報の読み流れが変わり、デザインの意図を大きく左右します。
トムソン
トムソン加工(型抜き加工)は、複雑な形状のパッケージやPOPを製造するための加工です。曲線、角丸、複合形状など、自由度の高い設計が可能です。ただし、型の製造に時間とコストが必要なため、事前の設計検討が重要です。
ナンバリング
ナンバリング加工は、連番を自動印刷する加工です。チケット、伝票、管理票など、順序管理が必要な用途に最適です。複合ナンバーやランダム生成ナンバーなど特殊なものも対応可能です。
孔空け
孔空け加工(パンチング)は、バインダー用の穴あけ、吊り下げ用の穴あけなど、製品の機能性を高めるための加工です。精密な位置制御が必要です。
製本
製本は、複数のページを束ねて一冊の本にする加工です。無線綴じ、中綴じ、ハードカバーなど、複数の方式があり、用途に応じた最適な選択が必要です。短納期対応により、新刊出版から流通までの時間短縮が可能です。
箔押し
バインダーやクリアファイルへのロゴ印刷は、オフィス用品として長期に使用されます。UV印刷により、透明素材への直接印刷も可能で、高級感を演出できます。
減感
ノンカーボン複写伝票において、部分的に複写化学反応を防止する印刷技術です。これにより、複写したくない部分を自由に製作することが可能です。
カーボン
複写紙製造における複写層の形成加工です。伝票やメモ用紙で複写機能が必要な場合に使用されます。近年ではあまり見られなくなりましたが、ノンカーボンより保存性に優れます。
製袋
シート状の素材から袋状の製品を製造する加工です。食品袋や郵送用の袋、封筒など、多くの用途に活用されます。
角丸
カード、パッケージの角を丸くする加工です。安全性の向上と高級感の演出の両面で効果があります。
エンボス
エンボス加工は、紙に凹凸をつけることで手触りを加える技術です。視覚だけでなく触覚に訴えるため、手に取った瞬間に他とは違う高級感や特別感を直感的に伝えることができます。企業がロゴや社名にこの加工を施すのは、偽造防止などの機能面に加え、記憶への残りやすさが格段に上がるからです。インクを使わずに光の陰影だけで表現する控えめな主張が、かえってブランドの品格を際立たせる仕掛けになります。
PP貼り
ポリプロピレン(PP)フィルムを貼り合わせることで、耐久性と光沢(またはマット)仕上げを実現できます。カタログ、パッケージの表面保護に最適です。
ニス加工
ニス加工は、PP(ポリプロピレン)フィルムの貼り合わせ加工に比べて、環境配慮の点で大きなメリットを持つ表面加工技術です。透明なニスを塗布することで、光沢感や耐久性を付与できます。ニス加工は水系ニス、UV硬化ニス、顔料入りニスなど、複数の種類から選択可能で、最適な用途に応じた最適なニスを選ぶことで、環境負荷を最小化しながら必要な機能性を確保できるのです。塗布方式(フレキソ、グラビア、オフセット)により、塗布パターンの自由度も高く、部分ニス(タイトルのみ、ロゴのみ)による視覚的な強調も可能です。
パウチ
透明フィルムで商品を真空包装する加工です。鮮度保持、防汚性の向上、プレミアム感の演出に効果があります。食品、ノベルティなど、広い用途に活用されます。